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台風がくるからシャッターを付ける、という理由

結論から書きますが、私は住宅にシャッターを付ける理由はないと考えています。

 

これに同感できる方は、以下を読む必要はありません。
いつも私の理屈っぽいブログをお読みくださり、ありがとうございます。

————————-切り取り————————-

なぜシャッターを付ける理由がないと考えているのか?

 

逆に、なぜシャッターを必要と考えるのか?です。

 

  1. 防犯
  2. 台風の時の飛散物からガラスを守る
  3. デザイン

 

これらの項目を以下に詳しく記載します。

 

◆◆◆◆防犯◆◆◆◆

防犯については先日のブログに詳しく書きました。

シャッターは防犯上それほど役に立つわけではなく、
長期不在(旅行や帰省など)時には逆効果だという事を書いていますが、
防犯のためにシャッターが必要!というのはナンセンスです。

 

◆◆◆◆台風の時の飛散物からガラスを守る◆◆◆◆

今年は台風の発生が早いようです。

テレビで台風の被害を報じられているのを見ると不安になりますよね。
でも、台風時の飛散物ってそれほど多いのでしょうか?
台風の飛散物は多くはなく、逆に飛散物でガラスが割れた住宅はほとんどありません。
だからこそ、テレビで報道されるわけですからね。

台風の飛散物がガラスにあたり、割れてしまう。

でも、可能性が少しでもあれば不安になるわけですから、
できる限り不安の可能性はつぶしておきたい、となる事はわかります。

それならシャッターは飛散物が飛んでくる可能性がある窓に付けますが、
ところがシャッターが付いているのは南側の掃き出し窓だったりします。
一般的にリビングの一番大きな窓ですね。
その隣にあるダイニングの出窓にシャッターは付いていません。
(構造上出窓のシャッターは付かないのですが)

出ている窓ですよ!

飛散物が当たる可能性は十分に考えられます。
いや、出窓でなくても、掃き出し以外の窓にシャッターが付いていないケースは多いです。
掃き出し窓でなければ飛散物は当たらないとでも?

そんなわけはないのです!!

他にもフィックス窓や換気用の滑り出し窓にもシャッターは付けられません。
でも、こういった窓も飛散物が飛来する可能性はあるわけですよね。

 

最近の住宅は窓が多すぎるのも問題なのです。

 

だから、全部の窓にシャッターを付けると費用がかさむため、
シャッターを付ける窓を制限しているのでしょうけれど、
でも、本末転倒で何のため?理由が薄れてしまっています。

 

例えば飛散物が家の敷地に飛び込まないように木塀を設置したり、
植栽を配置することで、木に飛散物が引っかかるように考えた方が、
一々閉めなければならないシャッターよりも楽ですし、
とつぜんの突風でも安心していられますし、
何しろ窓からの景観が良くなり、それは日々のライフスタイルにもプラスになります。

 

大風で飛んでくる飛散物は、特に窓を割るような重量物は高くは飛びませんので、
目線対策や景観のために設置した木塀や植栽で十分防ぐことは可能です。

 

突風やそれによる飛散物は事前に予告があるわけではありません。
家族が外出している時に突然あるから事故になるのです。

 

シャッターのように閉めなければ効力を発揮しないツールではなく、
いつでも効力を発揮できるアイテムを追加した方がずっと良いですよ。

 

ちなみに、庭にバーベキューグリル置きっぱなしになっていませんか?
アウトドア用のチェアやアルミテーブルが置きっぱなしではありませんか?
ワンタッチタープは?子供のおもちゃは?ガーデニング用のシャベルは?

こういったものを日常的に片づけておけばそうそう窓は割れませんって!

 

◆◆◆◆デザイン◆◆◆◆

デザイン的にシャッターが付いている家が好き、という場合は
たぶんシンプルなニュースタの家はお好みでないでしょう。

私はシャッターを設置するとシャッターボックスが存在してしまったり、
横の枠の部分もすっきりしない見た目なのでデザインが良いとは思えません。
シャッターのスラット(シャッター本体の横長のパネル)は鋼製です。
塗装をしないと錆びてしまう可能性もありますし、
巻き上げ機構は長期間にわたり重たくなったり、注油の必要も出てきます。
デザイン的に考えると、マイナスしかないように私は感じます。

 

+

 

どんな理由を考えても私はシャッターを必要とは思えません。

 

でも、シャッターを販売しているのは大手企業ですので、
販売ネットワークの力ず良い営業力により、
まだまだ日本の住宅からはシャッターは消えないと思います。

 

大手企業の強力な営業力でも、たぶん私はシャッターは疑問を持ち続けると思うんだよな~。