先日は上棟祭でした。
上棟祭は日本の神様のイベントです。
例えばクリスマスはキリスト教のイベント、お盆は仏教のイベントです。
(イベント、というのは適切な表現ではありませんが)
お線香は仏教で、榊は日本の神様で、クリスマスのリースはキリスト教。
ややこしいのがお正月に玄関につけるお飾りも
クリスマスのリースのような丸形が増えてきたり、
仏教でも地鎮祭を行ったりという場合。
日本人はとても柔軟性があるのですが、ちょっとややこしいですね。
日本の神様は八百万の神(やおよろずのかみ)で、
木や水や土やすべてのものに神様が宿っていると考えています。
だからすべてのものに感謝をするのです。
上棟祭は柱と梁が組みあがったことに感謝。
もうすぐお正月です。
お正月になると初詣に行きますよね。
どこに行きますか?
そう、初詣は神社です。
神社は日本の神様なので、「感謝」なのです。
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初詣に行くと、手を合わせて「今年も良い年になりますように」と、祈ります。
実は日本の神様はこれではちょっと足りません。
感謝⇒願い⇒自分の決意
という順序で祈ります。
つまり、
昨年は美味しいものをたくさん食べられてありがとうございます(←感謝)
今年はダイエットが頑張れますように(←願い)
そのために、美味しいものを半分だけ我慢します(←決意)
といった具合。
神様にお願いするだけではなく、自分自身も頑張らないといけません。
で、初詣でした決意が今年の抱負となるわけです。
つまり、「今年の抱負は何にしようかなー」ではなく、「今年の願いはこれ!」があって、
それを叶えるために今年の抱負ができてくるというわけなのです。
日本人らしい思考だと思います。
そんな考えを持って、来年の初詣に行ってみてください。
きっと良い一年になると思いますよ。
ぜひ、よい家と出会える一年になりますように。