ヒーロー画像背景

Blog

ブログ

イサム・ノグチ「AKARI」を見てきました

暑さの中にも、ふと秋の気配を感じる日が少しずつ増えてきました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

来年、つくば市で始まる新たなコンセプトハウスのプロジェクト。今回は、そのテーマの一つである『明かりと灯り』を考えるために、イサム・ノグチのAKARIを見てきました。

 

ショールームに入ってまず感じたのは、和紙を通して広がる光のやわらかさです。
ただ部屋を明るくするための照明ではなく、空間そのものの空気を整え、そこにいる人の気持ちまで落ち着かせてくれるような、そんな力を感じました。

球体のもの、細長いもの、彫刻のように造形的なもの。
さまざまな形のAKARIが並ぶ空間は、静かで、やさしく、どこか特別な時間が流れているようでした。
同じ「灯り」でも、形や大きさ、素材の見え方によって、光の広がり方や陰影の出方がまったく変わる。その違いが、空間の印象や居心地に大きく影響するのだと、あらためて感じました。
私たちが家づくりを考えるとき、どうしても間取りや性能、素材といった要素に意識が向きやすくなります。
もちろん、それらは住まいにとってとても大切なことです。
しかし、それと同じくらい、どんな明かりの中で朝を迎え、どんな灯りの中で夜を過ごすのかも、暮らしの質を左右する大事な要素ではないでしょうか。

                                                                                                                    日中は、窓から入る自然な明かりがあります。
朝のやわらかな光、昼の明るく素直な光、夕方の少し落ち着いた光。
その時間ごとの変化を感じながら過ごせる住まいは、それだけで暮らしに豊かさを与えてくれます。

そして夜には、照明の灯りがあります。

ただ明るければよいのではなく、どこを照らし、どこに陰影を残すのか。
どんな灯りに包まれて過ごすかによって、くつろぎ方も、家で感じる満足感も変わってくると思います。
眩しさを抑えた、心がほどけるような灯りがあることで、家はただ過ごす場所ではなく、ほっとできる場所になっていくのだと思います。

AKARIを見ながらあらためて感じたのは、照明は単な

る器具ではなく、暮らしの情景をつくる存在だということです。

光の質が変われば、空間の印象も変わる。
空間の印象が変われば、そこでの時間の感じ方も変わる。
そう考えると、「明かりと灯り」は住まいの心地よさに深く関わっているのだと実感しました。

 

 

来年始まる、つくば市での新しいコンセプトハウスでも、この視点を大切にしていきたいと考えています。
日中の自然な明かりと、夜に寄り添う灯り。
そのどちらも丁寧に考えながら、暮らしの中で心地よさを感じられる住まいを形にしていきたいと思います。

プロジェクトの詳しい内容については、またあらためてご紹介いたします。
どうぞ楽しみにしていてください。

代表取締役 白井辰典

 

イサム・ノグチのAKARIについて、より詳しく知りたい方は、以下もぜひご覧ください。

– [AKARI Light Sculpture by Isamu Noguchi|株式会社オゼキ](http://akari-ozeki.com/)
– [AKARI|株式会社オゼキ](https://www.ozeki-lantern.co.jp/akari.html)
– [ノグチ美術館 公式サイト](https://www.noguchi.org/jp/)