
人工芝と天然芝、どっちが良いのか?
今回のブログを書くにあたり、上記のキーワードでグーグルで調べてみました。
結果、たっくさんの記事があり、私がブログにするほどのことでもないかと。
それでも勇気を出して書きます。
人工芝はダメです!
理由を以下に書いていきます。
なら天然芝が良いのか?についても書いていきますね。
- 暑い
ニュースタが高気密高断熱住宅を最初に建築したのは2002年でした。
当時は、冬の寒さをどうやって解決するのか、を考えており、夏の暑さはほとんど問題視されていませんでした。そうなんです。暑いんです。
というわけで、夏をどうやって過ごしやすくするか?を検討するのが現代の住宅です。
ところが人工芝は暑さを悪化させてしまいます。 - 経年劣化
人工芝は樹脂を原料としています。樹脂とはプラスチックなどのこと。
外に放置しておくとプラスチックは劣化をしてしまいます。
雨どいのように薄い樹脂はあっという間に劣化してしまう、この劣化した雨どいを見たことない人はいないはず。
また、外壁の塗装を定期的に行うのは外壁塗装が樹脂系だから、という理由があります。人工芝の寿命は10年足らずといわれています。
人工芝の設置費用は15,000円/㎡~20,000円/㎡程度でしょうか?
8畳程度のニワに人工芝を設置するとなれば200,000円前後となります。※人工芝には種類が様々あります。
安価なものは劣化が早く、高価なものはリアル見えしますが高額です。
具体的な価格については庭のカタチや施工店により異なります。上記は目安です。
10年周期で200,000円の金額がかかると思うと高くないですか?
また、物価上昇を考えれば10年後の20万円は本当に20万円でしょうか? - 水はけが悪い
水はけは良いのです。
水がはけるように設計してありますし、作ってあります。でも、お掃除を定期的に行わないと目詰まりし、水が溜まるようになってしまいます。
逆に人工芝の下は湿潤状態のシロアリが好む土壌となります。
一説によると餌がなければシロアリはこないと言いますが、どうでしょう?
そこで建築した住宅の破片の木材などが埋まっていない、と言い切れますか?
以前あった樹木の枝が埋まっていないと言い切れますか?
庭の植栽の支えの木材は埋まっていませんか?
隣の家はどのようになっていますか?
雑草防止に庭に古いカーペットを敷くことはシロアリの影響を受けやすくなります。
と、同じことだと思います。
このように人工芝がダメな理由はたくさんあります。
まだまだありますが、ネガティブなワードはこの辺で。
ここからは天然芝のメリットとデメリットです。
メリット
- 暑さ対策
天然芝は葉です。
地面から吸い上げた水分を葉から蒸発しながら光合成をおこないますので、気化熱の影響で気温を下げてくれます。
樹脂が熱を持つ人工芝とは比べ物にならないぐらい庭の空気を冷やしてくれます。 - 価格が安い
DIYでもやりやすいの天然芝です。
人工芝はそもそもの地盤をきれいに掃除したり、均さないとなりませんが、天然芝なら後からでもOK。
小石や木片も後からでも除去できますし、芝を敷きながら行うことも可能です。 - 手入れが簡単
庭に高低差がなければ手押しの芝刈り機を利用すればあっという間。
カラカラ動かすだけで芝をきれいに刈り揃えることができます。
人工芝は高低差があるととたんに施工が大変になり、不可能になったりますが、天然芝は芝刈り機が難しいだけ。施工は簡単です。
なお、段差がある場合の天然芝はトリマーという、人間の髪の毛をカットするバリカンのような機械で行えば比較的簡単です。 - 寿命は特にない
植物ですので、定期的に張り変える必要はありません。
デメリット
- 季節によって色が変わる
自然のものなので仕方がないですが、冬は黄色くなります。 - 雑草が生えてくる
芝の隙間から雑草が出てきます。
これを抜くのがもっとも良いのですが、芝刈り機で一気に刈ってしまっても問題ありません。 - 除草剤によって枯れてしまいます。
メリットとデメリットを比較するとどうでしょうか?
同じようなテーマで検索すると、人工芝のメーカーや施工業者のサイトがヒットするようです。
つまり、人工芝の良さを取り上げる記事が多いような気がします。
私は個人的に天然芝の風合いが好きで、人工芝は好きではありません。
仕事としてどっちを売らなきゃならない立場ではないので、中立的な意見を書いています。
中立的な意見として考えてもどうしても人工芝は好きになれません。
(敷きたてはとても美しいと思いますけどね)
人工芝を売りたい!という想いはありませんので、比較的参考になる意見かな?と思います。参考にしてください。