先日、「大手メーカーさんとニュースタで検討されているお客様」が来社されました。
性能が高く、デザイン性も高いニュースタの住宅を検討してくれている一方で、
もっと早くから相談に乗ってくれていた大手メーカーさん。
価格は少しだけ大手さんの方が高いようでしたが、それ以外の部分については
一長一短ということもあり、なかなか決めかねているようでしたので、
ニュースタの住宅の見学や打ち合わせを重ねておりました。
ところが・・・・。
いきなり500万円の値引き。とな。
今週中に決めてくれれば500万円の値引きになる。とな。
というわけで、ニュースタではなく、大手さんに決まってしまいました。
悔しいんです。
女々しいとか僻みとか、子供みたいとか言われても良いです。悔しいです。
ニュースタは価格だけで検討するお客様とはお付き合いをしていません。
大きな声では言えませんが、値引きはありません。
もし、値引きをできるなら、最初から安くしています。
価格の割に原価は高いと思っています。安い家を安く売る住宅会社とは違います。
私たちはお客様は住宅づくりのパートナーとして考えていますので、
駆け引きによって利益を最大限にしてやろう!とか考えていません。
よく考えてみてください。
500万円の値引きができる、ということは
もし、最初の価格で契約していれば500万円はなんですか?ボッタくりですか?
ニュースタはそういう価格設定はしていません。
500万円の値引きは赤字覚悟です。
と、説明をしていたとして、、住宅会社は赤字でモノを売る事はありません。
仮に赤字で500万円を値引したとすれば、営業マンのお給料はどこから出るのか?
もちろん500万円を値引していますからその住宅価格からは出ませんよね。
住宅営業はほとんどが契約すると歩合給を貰います。
特に大手メーカーさんは歩合給が基本給を上回ることが常です。
一般的なサラリーマンのように見えますが、営業マンは貧富の差が激しく、
売れている営業マンはポルシェやフェラーリに乗っていますし、
売れない営業マンは基本給だけでは厳しいので住宅会社を転々としたりします。
赤字で契約をしたら当然歩合は出ません。
営業マンのモチベーションは上がりませんし、そもそもそんな契約はとらないのです。
「〇〇キャンペーン」なんて毎月(毎週)行われており、
今月中に(今週中に)契約してくれれば大幅値引きしますよ。は常とう句です。
そもそも500万円高い価格は、【その価格で契約してもらえれば歩合が大幅アップ】なるもので、
そういう仕組みの中で上手に立ち回れる営業マンこそが出世できるのです。
制度の差はあれど、多くの場合住宅会社の営業マンはこのようなシステムで動いています。
それを知っているからこそ悔しいのです。
ニュースタは【その価格で契約してもらえれば歩合給が大幅アップ】なる制度はありません。
だって、住宅づくりのパートナーをバカにしているでしょ、そんなの。
もちろん住宅の魅力が劣っていたこともあると思いますし、
ニュースタの住宅の魅力を伝えられなかった私や当社営業スタッフの力量もあります。
でも、でも、そんな卑劣な破廉恥な営業手法をしている住宅メーカーと比べて、
我々の信頼が劣っていたということはショックです。
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500万円の値引きはそもそも間違っています。
これが100万円だって私は間違っていると思います。
住宅の価格は駆け引きではないのです。
駆け引きでお客様に100万円も500万円も【損】をさせてはならないのです。
100万円でも値引きをされたら不信に思ってください。
決して「ラッキー」なんて思ってはなりません。
そして、500万円の値引きを【得】とは思わないでください。
それは500万円値引きされた価格こそが適正価格になるように設計されています。
そして、500万円値引きされた価格で利益がとれるように原価が決められています。
その程度の価格の「家」を高額で売られそうだった、わけですからね。
賢く住宅の価格を受け止めてください。