設備機器とは・・・
住宅を構成する部材の事。
システムキッチン・ユニットバス・トイレなど、メーカーにより生産されたものを指します。
一方で、建材はコンクリートや木材などの部材のこと。
新建材は壁や床、扉材など、メーカーにより生産された建材の事を指します。
住宅は建材(新建材)と設備機器によって構成されています。
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一般的に住宅会社の場合(ニュースタ以外の会社)は、目に見える部分のほとんどが新建材と設備機器です。
例えば外装材、屋根材、窓はメーカー製。
キッチン、ユニットバスもすべてメーカー製です。
これらメーカー製の新建材と設備機器を組み合わせて住宅が作られます。
私たちのように住宅のプロは、完成した住宅を見ると、部材のメーカーがわかります。
++++ここまで前置き++++
新建材や設備機器は多くの場合、セット購入をしています。
例えば、ユニットバスとシステムキッチン、トイレは同じメーカーの場合が多く、
床材と扉、窓枠・巾木といった部材が同じメーカーといった感じ。
これは
といった理由があります。
ところがニュースタはみんなバラバラです。
室内扉も二つの別メーカーのものを使っていたり、
システムキッチンとトイレが異なるメーカーだったり、
そもそもメーカー製ではなく、木材を加工して作るものだったり。
前述した7つの理由はすべて住宅メーカーの都合です。
ニュースタは自社の都合よりも、住宅の都合を優先します。
例えばニュースタの設置しているエアコンを例にとって説明しますね。
床下エアコンに選んでいるものはパナソニック製のものです。
価格的に安く、その割に性能が高いから提案がしやすいというのが理由です。
一方小屋裏エアコンに選択しているものは三菱製です。
小屋裏エアコンに使用するエアコンはワイヤレスリモコンでは不便なため、
ワイヤードリモコン(配線でつながったリモコン)に対応している必要があります。
また、小屋裏エアコン本体にサーモスタッドが付いていると、
先に冷える小屋裏の温度でエアコンの運転が止まってしまうことから、
サーモスタッドが別付けにならなければならないのです。
これらの理由を満たすものが三菱製だったため三菱製のエアコンを選択しています。
設備機器は家電と同じようにサイクルが短く、
新商品がどんどん発表されてきます。
ただ、新商品、新機能に夢中になることは住宅の本質とは異なるため、
二の次、三の次といった考え方です。
あくまで住宅の本質をきちんと考えて、
不足している機能を設備機器で埋められれば良いかな?と考えています。
住宅づくりを考え始めると、ついついこの設備機器の機能に目が行きます。
ギミックは楽しいのですが、目がくらんで本質から遠ざかってしまうこともあります。
ほどほどにして楽しんでいただければと思います。
話しがそれましたが、ニュースタはそれぞれの設備機器を適材適所で選んでいます。
だからメーカーではなく、商品を優先しており、つまり、バラバラになるのです。
スタッフは大変ですが、でも、メーカーの都合ではなく、
家づくりの本質をとらえた提案はやりがいも大きいんですよ!