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リノベーション工事について考える

 

行政による、大型の助成金制度が始まっています。

 

住宅省エネ2023キャンペーン

 

タイトルだけ見ると、どっかの建築会社のキャンペーンのようですが、
実はこれ、国土交通省と経済産業省、環境省の合同事業です。

ウエブサイトも行政のような「固さ」はないので、ぜひ見てみてください。

で、この2023キャンペーンですが、以下の3つにわかれます。

1.こどもエコすまい支援事業

2.先進的窓リノベ事業

3.給湯省エネ事業

新築とリフォームの両方を視野に入れた大型の補助金ですが、
日本に増えつつある空き家対策として有効だと考えられています。

ここで私なりに断熱リフォームについてを書いておこうと思います。

中古物件の欠点が、断熱性能の低さです。
現在でも住宅の断熱性能は法的に義務化されていませんから、
断熱の弱い住宅は日々量産されているのが現状です。

新しくて寒い家

新しくて寒い家ってのも嫌ですが、古くて寒かったら誰も住みたいと思いません。
だから空き家を購入する人が少なく、人が住まなければ劣化していきますから、
さらに住む人が減っていってしまいます。

補助金を使って家の断熱を高め、少しでも中古住宅の流通を、という
行政の考えがなんとなく伝わってきますよね。

 

ここで中古住宅の断熱リフォームについて考えてみます。

 

そもそも中古住宅には様々なシチュエーションがあります。
例えば大手メーカーによるプレハブだったり、古くてまったく断熱されていなかったり、
断熱材は入っているけど弱かったり、窓がペアガラスだったり。

このため、一律に「どうすれば断熱補強ができるのか」は表せません。

 

比較的多いのが以下のような物件でしょうか。

例)
建築後30年経過
外壁面GW50mm、屋根GW100mm
窓はアルミサッシペアガラス

この住宅はどこを直せばきちんとした断熱ができるか?

まず、断熱材GW(グラスウール)です。
30年前の標準的なものだと密度が低い(断熱性能が低い)ので、
全部入れ替えなければ暖かい家にすることはできません。

また、綿状の断熱材は結露の恐れがあります。
室内側の壁をすべて撤去し、床下の断熱材もやり直す必要がありますから床座も撤去。
天井も断熱材を入れるためには撤去する必要があります。
さらに窓をアルミサッシから樹脂サッシに入れ替えなければなりませんので
外壁も撤去してしまわないとなりません。

つまり、柱や梁を残してすべて撤去する必要があります。

 

中古住宅を断熱リノベをフルでやろうと思うと柱と梁、基礎しか使えないのです。

 

住宅1棟の新築価格を仮に2,500万円とします。
基礎と柱や梁の金額はおよそ300万円程度ですから、断熱リノベにかかる費用は2,200万円となるわけです。

 

さらに、室内の壁、床、天井を撤去する費用として100万円以上かかると思います。
つまり、フルリノベは新築一戸建てとほとんど費用が変わらない、というわけです。

しかしながら、きちんと比較すれば中古住宅の場合は外構工事が存在したり、植栽もあり、
設計費用なども浮かすことができますので、大きな価格低減とはいきませんが、
それでも新築一戸建てをゼロから考えるよりは費用を抑えることができるわけです。

そしてこの補助金制度。

ご予算に応じてレベルを分けられるのがリフォームの良いところですが、
10年後か30年後にまた、フルリノベをする可能性があるのなら、
今、想定できる最大のレベルのフルリノベをすることを私はお勧めします。

10年後、30年後には資材と人件費のどちらもが高騰していますし、
これから電力費は「賦課金」を考えればこちらも高騰の一途でしょうからね。

 

リフォーム工事、とはいえ、とっても深いです。
ニュースタにご相談いただければ、必要な時には深いところまでお話しします。

ゴールデンウィークはこういったことを家族で話し合ってみてくださいませ。

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