ここ数年、東京出張の機会が多いです。
カネカ本社ビルや研修会や講習会など。
慌しく電車に飛び乗り、忙しく帰ってくるため、
のんびり都会を見物する時間はまったくありません。
本来はもう少し時間をとって、きちんと見てくると
私自身のためになることはわかっているのですが、
もうちょっと段取り良く仕事をこなすことができれば、
そんな時間は楽にとることができるのですが…。
学生時代…、卒業してから10年以上の月日が経ってしまいましたが、
私は東京の大学へ通っていました。
東京で生活していた数年間はすっかり馴染んでおり、
ある程度の土地勘を持ち、何をするならあの界隈、
これをするならこの界隈といった情報もありました。
道を歩くのも、電車の乗り換えもスムーズで、
目的地まで忙しく歩く、まさに東京人でした。
今ではキョロキョロしながらあっちへフラフラこっちへフラフラ。
地図を確認しながら歩くのでノロノロキョロキョロフラフラです。
そんな自分を客観的に楽しみながら歩けるようになりました。
若い頃ならどうやって田舎臭さを隠すかばっかり考えていましたが、
面の皮が厚くなったものです。
でも、そのお陰でキョロキョロ、あちこちの最先端の建築物に
住宅に活かせそうな要素を探すことができました。
刺激が多すぎて帰りの電車でぐったりの森でした。