東日本大震災の発生した3月11日から一年が経過しました。
当社、モリハウジングも工事中の住宅が被災し、
そのトラブルで大きな損失を出してしまいました。
お客様にもご迷惑をお掛けしてしまいました。
また、資材不足・職人不足で復旧工事が遅れ、
オーナー様のお叱りを受けたことも。
復旧を急ぐあまり、お客様との打合せ不足のまま、
工事の見切り発車で、イメージを伝えられずに
大きなトラブルに発展したこともありました。
新築工事をあきらめなければならないお客様、
購入予定の土地が被害を受けて購入をあきらめたお客様、
入居予定が年単位で遅れてしまったお客様、
多くのお客様が予定変更を迫られました。
お客様のご自宅の被害を調査し応急処置をする日々の中、
燃料が不足し、動きに動けない日々。
お客様からの問合せを受けても身動きが取れず、
電話口のお叱りに耐える日々もありました。
また、そんな中での優しいねぎらいに感謝する日でもありました。
慌ただしいスケジュールの中で、
小さなミスや、コミュニケーション不足に伴う
スタッフ同士の無駄な仕事、無理な作業、
誰もが疲弊した日々を過ごした一年でした。
+
10日に日付が変わった直後に震度4(高萩で5強)の
大きな地震が起きました。
まだまだ収束しない余震の中ですが、
お客様のご自宅に被害がないことが救いです。
新築予定のお客様の計画に影響がないことが支えです。
家づくりの仕事は楽しく、お客様を幸せにできます。
僕たちはお客様の幸せを通して、喜びを得られるのです。
地震による復旧工事はお客様の幸せではありません。
壊れてしまったものを、不本意に壊されてしまったものを
予定していないスケジュールで修理するお客様の気持ちになれば
お客様のために一生懸命やる仕事ではありますが、
少なくとも僕たちは喜びを得られるものではありません。
それは切なくやるせない仕事です。
復興に対する使命感によって
家づくりに対する愛によって
この一年を頑張りぬけたように感じます。
もう二度とこんな思いはしたくない!
と思いつつも、今後に備えてお客様リストの整備や
自社備蓄品の整理・整備に向けて作業中です。
「心強いね」って言ってほしいですからね!
最後に、震災によって被害を受けた方に心よりお見舞いを申し上げます。