前回書いた、ソーラーサーキットの家の真価の続きです。
先日伺った、オーナー様のお宅にて。
外はうだるような暑さでした。車のエンジンを止めた瞬間、
車内の温度が急激に上昇するのが体感できるほどの暑さです。
オーナー様宅のインターフォンを鳴らします。
ピンポーン、ガチャリ。と玄関を入ると、
涼しい。
室内がめちゃくちゃ涼しいんです。
後から確認したらクーラーは稼動していかなったそうなのですが、
僕はてっきりクーラーが効いているもんだと思っていました。
でも、施主様は片付け物をしていたそうで、汗びっしょりでした…。
動けば汗ばみますが、外から帰ってきた瞬間、ヒヤリとします。
クーラーの冷気ともちょっと違うのですが、最初はそう思いました。
SCナビを採用してくださった住宅だったので、稼働状況を確認。
…停止。
な、なんと、停止しています。
※SCナビという装置は外気に応じて家の空気の流れを自動的に切り替える装置です。
外気温が高い場合は、床下の開口部が開き、屋根裏のファンが回転することで、
基礎にたまった冷えた空気を屋根裏まで流すことにより、壁面温度を下げることができます。
通常は冬や気温の低い場合意外は停止はしないので、ちょっと驚いています。
実はSCナビは外部の気温が36℃を超えると、停止するようになっています。
理論上、ソーラーサーキットの家は36℃を超えることはないと考えられて
いるそうです。ですので、36℃を超えると、外部の熱気が室内に入り込み、
逆に熱を込めてしまうので、全閉して夕方を待つそうです。
夕方になってある程度の気温に下がってから外の冷えた空気を取り込みます。
なるほど~、すごいですねー。
ソーラーサーキットの家を建て初めて8年目になりますが、
僕の知らないことはまだまだあるようです。
現在建築中の「白亜の城」はリフレアを搭載しています。
これでどれだけ爽やかに過ごせる住宅になるのか。
完成は冬の予定ですが、今から楽しみです。
ソーラーサーキットの真価というのは「夏の爽やかさ」です。
冬、暖かいのは当然のことになりつつあります。
私達が考えなければならないのは、夏の熱ごもりなんですね。
高温多湿の夏と低温低湿の冬の切り替えを同じ住宅で、
空調で行うことは限界があります。
やっぱりシステムで切り替えていく必要があると思います。
僕はソーラーサーキットの家を建てることができる工務店で、
本当に良かったなーと感じました♪