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仕事ができる人とできない人

 

そんなに偉そうな事は書けませんが、時には経営者としての私見も残しておきたいです。

 

仕事ができる人、仕事ができない人。

 

ビジネス書やYOUTUBEにおけるビジネスチャンネルなどでは、
この、「仕事ができる人」の条件についてあれこれ書いてあります。

極端な意見もあるし、明らかに間違っている意見もあります。
また、誰か特定の人の事を言っているんだろうな~ってこともあります。

 

私の考える仕事ができる人は、先を見る人。

 

例えば字のうまい人はなぜ上手に書けるのか?
書道で字の上手な人はうらやましいですよね。
それは、一歩下がって字のバランスを見るからです。
でも、誰もが上手に字を書こうとするあまり、
跳ねや止め、はらいが上手に書けるように今書いている一本の線を見ます。

字の上手な人は姿勢よく、高い位置から全体を俯瞰して見れる。
だから全体のバランスを見て、一本の線を書くのではなく、
全体のバランスの中の一本として線を引くのです。

 

仕事も一緒。

 

その作業を「作業」として見れば仕事のできる人にはなりません。
その作業は次の作業の準備として考えて、次の作業のことを考えながら作業する。
さらに先の作業を考えながら行えれば、今の作業のやり方は大きく変わるはずです。

今行っている作業は「どの作業の一部」なのか?

それが大切で、大局を見ることができなければ、書道の一本の線と一緒で、
周囲の他の線とのバランスが悪くなってしまうのです。

 

 

さて、実は住宅も一緒です。

 

 

住宅づくりの途中段階を見ただけでは意味のわからない無駄な作業。
でも、家づくりの大きな流れの中では大切な作業がたくさんあります。
もし、住宅づくりの最中だという方がいたとして、
住宅会社がミスが多い、と思われるのなら、多くの場合が間違いです。

ミスのように見えますが、大きくはみ出ているように見えますが、
雑に組んだように見えますが、雑な作業に見えますが、
ミスに見えるだけかもしれませんし、実は緻密な計算に基づく作業かもしれません。

 

小さな作業やルーティンのような作業から、仕組化や合理化、
そういうことができる人が、仕事ができる人。だと私は思います。