家づくりの仕事をしていると様々なことがあります。
お客様の数だけライフスタイルがあります。
なんて聞いたことありますか?
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そう、お客様の数だけライフスタイルがあることは間違いないです。
でも、一人で複数のライフスタイルがあることも間違いないのです。
つまり、お客様の数の数十倍のライフスタイルが存在するのです。
例えばお子さんが新生児の時と幼稚園児、小学生、中学校、高校、大学、社会人。
お子さんのパパもママもお子さんが新生児の時と幼稚園と義務教育ではライフスタイルが変わります。
もちろん高校生、大学生、社会人とライフスタイルが変化していくのです。
こだわり抜いて純和風の和室を作りました。
数年後、そこは収納部屋になっていました。
住宅の仕事をしていると珍しい話しではありません。
こだわり抜いて趣味が楽しめる書斎を作りました。
数年後、そこはお子さんの勉強部屋になっていました。
選びに選んだアクセントクロスはアイドルのポスターが貼られています。
珍しい事ではありません。
つまり、ライフスタイルはどんどん変わっていきます。
30歳で着ている服装と60歳で着ている服装は違います。
クローゼットの使い方も変化しますし、靴箱に収める靴のサイズも変化します。
(例えばブーツやサンダルなど、年齢や流行で変化します)
多くの場合、住宅を建てる「今」だけを主体に考えてしまいます。
ニュースタで提案している植栽も、木のサイズそのものはそう大きくは変わらないと思いますが、
葉が茂ったり、枝が混んできたりするはず。
そうなることを想定して、最初はちょっと透かして剪定したものを植えています。
外壁の板も段々色が褪せていったり変色していったりするはず。
だから紫外線に強い塗料を選んでおすすめしたりしています。
家づくりはニュースタが行います。
でも、お引渡し後の家づくりはオーナーが行います。
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これからお正月休みに入ります。
どんな家を建てるか?
はもちろん楽しい話題ですが、でも、どんな家族を作るか?も大切な話題です。
どんな老後を送るか?
どうやってお休みの日を過ごすか?
早起きか、朝はゆっくり過ごすか?
家は家族の様々な局面を見続けます。
私の子供は今年20歳になりました。
生まれてきたときは小さかったのが、今は私よりも大きい身長。
あー、うーしか声が出なかったのが、今では私より饒舌。
だから家にはあまり目標を持たさない方が良いのです。
注文住宅は「わがままを通す家」から「快適にすごせる家」に変化していきます。
敷地の弱点を補うために注文住宅が存在します。
日当たり、通風、目線対策、駐車など、多くの要素をクリアするための間取り。
敷地の弱点を補いつつ、ご家族の想定される将来を見据えられる間取り。
お正月は「これからどんな家族をつくるか」を話し合ってください。
そして、「どんな年の取り方ができるか」をじっくりと考えてみてください。