住宅会社の選び方をシリーズで書いています。
住宅会社の選び方(1)
住宅会社の選び方(2)
住宅会社の選び方(3)
建物の外観も大切ですが、配置や外構・植栽の大切さ、住宅の性能についてを書いてきました。
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今回は最終回となります。
ポイントは「住宅会社の選び方」です。
住宅会社は会社として、どのように考えているか?になります。
多くの住宅会社がこんな事を言います。
「住宅を建ててからが本当のお付き合い」
この言葉を言っている会社の多くが「ウソ」です。
なぜ?
そんな事を今日は書いていきますのでぜひ、最後までお読みください。
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さて、住宅会社には大小ありますよね。
あなたが気になる住宅会社は大きいですか?小さいですか?
ニュースタはここ10年程度で従業員は4倍程度になりました。
私は、スタッフ数が増えない住宅会社に誠意はないと考えています。
これが、「住宅を建ててからが本当のお付き合い」と結びつきますが、
例えば夫婦二人でコツコツと住宅建築をしている会社。
なんだか真心こめて、丁寧に住宅を建てているように感じます。
そうですね、真心はこもっているかもしれません。
年間何棟ぐらいを建築するのでしょうね?
1棟か、2棟か。
たぶん夫婦二人で設計図を描きながら対応していたらその程度だと思います。
そう、年に1棟か、2棟か、3棟かもしれません。
これが10年経てばオーナー様は10棟か20棟か、もしくは30棟。
30歳で始めた住宅会社、60歳まで続くとすれば30年。
30年経てばオーナー様は30棟か60棟か、3棟なら90棟。
そして、これらのメンテナンスをしつつ、新築住宅を建築していくのです。
最初の1年目はオーナー様はいません。
1年目ですから、打合せ中のお客様だけで建築中のお客様もいません。
だから、新築物件に全力投球が可能でしょうね。
2年目になると建築中の物件を管理しながらお客様と打ち合わせ。
うん、まだ大丈夫だと思います。
でも、3年目になると建築中の物件と打ち合わせ中のお客様とオーナー様のメンテナンス。
どのタイミングで点検に行くのかはわかりませんが、新築と打ち合わせが重なってくれば
メンテナンスに行けないことも出てきませんか?
オーナー様は毎年増えていきます。
そうなればメンテナンスって本当に定期的にできるのでしょうか?
「建ててから本当にお付き合いができるのでしょうか」
無理なのです。
「建ててからが本当のお付き合い」と考えれば、
オーナー様が増えていくとともに会社の規模も大きくし、
メンテナンスやリフォームもできる体制をとるべきではないのでしょうか?
また、メンテナンスの結果、補修がまったくない住宅は存在しません。
不具合があった時の住宅会社が負担する費用はどこから出てくるのでしょうか?
会社の規模は年々大きくしていかなければ、オーナー様の住宅は守れません。
ニュースタはこのように考えて、年々会社の規模を大きくしてきたのです。
「建ててからが本当のお付き合い」
というセリフ。私は嫌いです。だって、これって、
「建てている間は偽物のお付き合い」
ってことでしょう。
住宅を建築し、お引渡しした後もメンテナンスなど、お付き合いは続きます。
だからこそ、お付き合いができるように体制を整えておくことが大切。
そして、建てる前も建てた後もお付き合いは本気で行うのことが当たり前だと思っています。
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4回のシリーズでお伝えしてきた住宅会社の選び方です。
大切なのはあなたが建てる住宅の価格が高いか安いか、と同じように
その会社がどのような住宅を作っているのか?
どういう考えて住宅を作っているのか?
そんな事かと思います。
ぜひ、良い会社と出会ってくださいませ。