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吹き抜けのデメリット

 

ニュースタの住宅では多く採用されている吹き抜けですが、今回はそのデメリットについてを書きます。

 

吹き抜けのデメリットは、「寒い」です。

 

そんな誰でもわかることを書くつもりは(ちょっとだけしか)ありません。
今回は寒さ以外のデメリットから。

 

吹き抜けのデメリットの1番目は照明器具の交換がしづらいことです。

 

1980年代の住宅において、吹き抜けが流行しました。
特に玄関ホールが吹き抜けで、その吹き抜けに階段がある。
そんな住宅、一度は見たことがあるのではないでしょうか?

その吹き抜けのペンダントライトの照明の電球が切れ、
届かないので交換できずに暗い玄関、、、、という家、実は少なくありません。

一時期ニュースタでも吹き抜けの照明の交換工事が増えたことがあります。
交換できず、後悔しているというのがオーナー様のご意見でした。

照明器具メーカーで、吹き抜けの照明に昇降機能を追加したものを販売していた時期もありました。

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そもそもなぜ玄関に吹き抜けを付けたのでしょうか?
そして、吹き抜けを配置する理由は何でしょうか?

ニュースタが吹き抜けを提案しているのは1階と2階の温度を整えること、もありますが、
室内を明るくするため、という理由があるのです。

南向きのリビングに大きな窓を付けることで室内は明るくなります。
でも、それは南向きに人通りの多い道路があったり、
敷地が狭く、南側の窓は常に隣地の住宅の陰になってしまったり、
治安の悪さが気になってカーテンを開けられなかったりすれば
せっかくの南向きに付けた大きな窓も効果を発揮できません。

リビングに吹き抜けを設け、そこに窓を付けると
特に南側の吹き抜けの高い場所にフィックスを付ける事。
二階建ての住宅程度であれば影の影響を受けることは考えにくく、
隣の住宅の影響や目線の心配をせずに明るさを確保できます。

同様の理由で天窓(屋根に付けた窓)を配置しているケースもありますが、
南向きに付けた天窓は夏、室内温度が上がりすぎてしまいます。
一方で吹き抜けの窓は庇(ひさし)を配置することで夏の日射を軽減できます。

玄関に吹き抜けを付けることは一般的には大きなメリットは考えにくく、
だからこそ、照明器具のランプ交換よりも、そもそも必要ないのでは?となります。

また、前述のとおり吹き抜けの目的は明るさである場合が多いので
玄関にそこまでの明るさを求めないのであれば、明り取り窓程度で良いように感じます。
少なくとも吹き抜けは構造体としては弱くなりますから、
不要な場所に安易に配置すべきではない、というのが私の考えとなります。

もし、玄関に高い天井で解放感を!

という考えなら、その解放感は生活の場であるリビングやダイニングが良いです。
玄関なんてあっという間に通り過ぎてしまう場所ですからね。
それほど豪華さや解放感を作り出す必要はないはずです。

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さて、吹き抜けのデメリットの2番目ですが、音です。

思ったよりも吹き抜けは音が2階に伝わります。
親世帯と子世帯のように年齢差がある家族などの場合は
活動する時間帯も変わることが多く、悩まされる方もいらっしゃるようです。

ただ、逆に音が伝わらなければ、家族の隔たりが大きくなってしまいますし、
家族との距離を大切に考えている方にとっては、隔たりを小さくしたいですからね、
なかなか悩ましいとも言えますよね。

私が住宅の提案をする際には部屋には目的を持たせすぎない、
ライフスタイルによって使う部屋が変わったり、模様替えできるようにしておく。
家族の年齢によって部屋が変化する、というように考えています。

主寝室は絶対にお父さんとお母さんしか使わないのではなく、
お子さんが受験生で完全に個室が必要な時には子供部屋と主寝室を交換するのもありですし、
お子さんが独り立ちした後に、空いた子供部屋を利用すれば夫婦別室で
それぞれのプライベートを楽しむのもありです。

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吹き抜けの欠点1番目の照明器具の交換ですが、ニュースタでは吹き抜け天井面には照明器具はありません。
壁や梁などを利用して明るさを確保するようにしています。
最近だとLEDは長寿命だから大丈夫~という説明も聞きますが、
LEDは光源部分の寿命が長いというだけで、照明器具内の電源部などは
一般的な家電品と同じような構造になっていますから、10年程度の寿命と考えて良いと思います。

10年の寿命があれば十分ですって?

前述した照明器具の交換ができない方だって建築してから数年は明るい玄関でしたからね。
30年、40年と住む住宅ですし、年をとれば脚立に上って照明のランプ交換も
若い頃とは勝手が違ってきてしまいますでの、慎重に考えるべきです。

欠点2番目の音の問題ですが、答えは書いてしまっていますが、部屋に目的を持たせすぎないことです。
子供部屋にテディベアの壁紙を張ったりせずに、子供たちの成長や
自分たちの年齢によって使う部屋を変えていったり、模様替えをすれば良いのです。

逆に、家の断熱気密を向上させようと思えば大掛かりな改装費がかかりますが、
防音や間取りの変更の改装費は、断熱気密ほどではありません。
家族のライフスタイルの変化によって家を変化させていくのも方法のひとつです。

住宅は数十年生活をする場になりますから、このように柔軟に考えていくことが大切です。

吹き抜けのある家。
あの雰囲気は吹き抜けがなければ味わえない。おすすめです!

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蛇足ですが・・・

現代の住宅であっても吹き抜けを付けるには断熱気密の性能が低すぎます。
ニュースタの住宅は高い性能をもっています。
くれぐれも「今どきの家なら吹き抜けあっても寒くないだろう」などと考えずに、
ニュースタのように気密断熱住宅を専門にしている会社にご依頼ください。

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