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上棟おめでとうございます!

先日は「上棟祭」でした。

今日は建築現場で、足場の上(実際には屋根の上)からお餅やお菓子を撒く、「上棟式」についてを書いていきます。
知っている人は、当然詳しくご存じだと思います。
これから住宅建築をされる方や、考えている方に見ていただければ幸いです。

住宅工事は、最初に基礎を作ります。
これも古くは基礎石といって、柱の直下に大きな石を置いたそうですが、それは別の話し。
現代では鉄筋コンクリートで強固に基礎を作り上げます。

その上に土台を置き、柱を建て、梁・桁を組み、束を建て、母屋(もや)、棟(むね)を載せる。

柱はもちろんですが、梁は太い木材が使われますので、とても重たいです。
100kgを超えるものもざらですので、その重たい木材を柱の上に持ち上げて、組むというのは
とても骨が折れる作業で、人手もたくさん必要となります。

もちろん100kgを超える木材を数メートル上に持ち上げるのですから不安定です。
しかも当時は脚立や梯子もすべて木製でしたので、危険が伴います。
そんな中、声を掛け合って職人や近隣の住民が協力して建てていくわけです。

最も上の部材が「棟」で、これを載せると仕事は一段落。
ここから先の作業は比較的細い木材によるものになりますので、
太く重たい部材を持ち上げる危険を伴う作業はこれで終了。

大工だけでなく、左官職人や屋根などの職人も協力し、
近隣の住民も協力し、みんなで棟を上げられたことに感謝して行ったのが上棟式なのです。

屋根に祭壇を作り、お餅やお米、お酒、鰹節などをお供えし、神様に感謝をする。

式が終わったら、そのお餅を下にいる、協力をしてくれた方々に渡す。
これが餅投げの由来だと私は思っています。
そして、最後に協力してくれた職人・近隣住民に食事を振る舞うのです。

「ありがとう」

「ご苦労様」

という気持ちがこもっていると思いませんか?

住宅は長く、メンテナンスをしながら使っていた時代のことです。
住宅建築はそれほど多くなく、この上棟は地域の大工事であったと考えられます。

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現代の住宅建築においてはクレーン車を使いますので、
もちろん大変な作業ですが、昔と比べれば人手は少なく済むようになりました。
ヘルメットを被り、先に足場を作り、安全対策を取りながらの作業ですので、
安全に迅速に、住宅建築の一つの工程として行われるようになりました。

私たちの上棟祭は棟が上がったことに感謝をするものではなく、
住宅建築の一つの節目としてお客様に参加していただくイベントと考えています。

お餅やお米、お酒などをお供えしますが、一階層で上棟祭を執り行いますので、
上から投げることはありません。丁寧に箱詰めしてお持ち帰りいただきます。

このお餅をお客様にお渡しする時に、上記の話しをお客様にしながら、

「というわけですので、お餅は家族、親戚、職場の方にお配りください。
もちろん自分で召し上がっていただくのも良いですよ」

と、付け加えています。

住宅建築は自分だけの力ではできません。周囲の協力者が必要です。
自分自身を育ててくれた親や、良きパートナーを育ててくれた親。
住宅建築の資金は仕事をしているから、と考えればクライアントにも感謝。
そして、職場で一緒に働く仲間にも感謝をしなければなりません。

さらにパートナーをはじめ、この家に住む家族。

家族がいなければ家を建てようという気持ちにもなりませんからね。
家族にも深く感謝をすることが私たちの上棟祭の目的です。

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家づくりは始まったばかり。完成まで気を引き締めて頑張ります!!

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