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エネルギーパス

昨日はエネルギーパス(以後「エネパス」)の講習会でした。
エネパスとは住宅の断熱の性能を計算し、燃費を算出するプログラムです。
プログラムを利用するためには一定の講習を受け、資格を持つ必要があります。

私はすでにエネパスの資格を保有しているのですが、
昨日は当社の新入スタッフのため、そして私の復習のため。

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住宅の間取りを設計するのはそれほど難しくなく、
動線計画や面積の制限、周囲の状況を意識していけば良いのですが、
そこに断熱や耐震の計算を含めていくから難しくなっていきます。

昨日の講習会でも話題に上りましたが、
元首相の菅総理が温室効果ガスを削減すると宣言しても、
岸田総理がCOP26に参加して日本の環境に対する取り組みを述べても、
断熱性能を計算していない住宅が、日本で新築される住宅の半分以上あります。

計算していない住宅が半分以上あって、計算できない住宅会社も半分以上あります。

2025年から断熱性能の計算は義務化されることになっています。
計算できない住宅会社は2025年までに計算しなければなりませんし、
計算していない住宅はこの時点でゼロになります。

少なくともこのブログを読んでいる、住宅建築の予定のある方には
ご存知いただきたいことが「そこ」なのです。
自分自身で建築する住宅は断熱計算を行って欲しい、と。
自宅の断熱性能を数値で知っておいて欲しい、と。

そう、義務化されていない今は別に良いのです。計算しなくても。
計算したら性能の数値が気になってしまって、コストアップになるかも。
断熱材のグレードを上げたり、窓の性能を高めたりしてしまうかも。
気密性能も気になってしまって、気密検査をしてしまうかも。
そんなことを考えると計算することは高額になるリスクが高いかも。

でも、計算しなければそんな心配は必要ないです。

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住宅の断熱性能、気密性能と耐震性能は自動車で言う馬力と燃費です。

自動車を購入する時にそこまで馬力や燃費は気にしないかもしれません。
でも、馬力の計算も燃費の実測もわからない自動車だったら?
計算をしていない、測定もしていな自動車を購入するのはイヤではないですか?

私はイヤですね。

もちろん耐震や断熱を高めていこうと思えば住宅価格は高まります。
気密を高めようと思えば計算だけでなく、現場の施工精度が必要ですから、
リスクも考えれば安価な住宅には難しい事かもしれません。

しかしです。

せっかく住宅を購入するのです。
どんなに安価な住宅だったとしても、一般的な乗用車と比べればはるかに高額です。
自動車の購入だってきちんと比較して考えて、そして決断するとすれば
住宅だって同じ、きちんと比較して考えて決断しなければなりません。

その比較するための材料が【デザイン】とか【営業マンの人柄】とか【雰囲気】で良いのですか?

もちろんデザインも営業マンの人柄も大切です。
雰囲気だって絶対に大切。

でも、大きな費用で住宅建築をするのですから、
【デザイン】や【人柄】の前に住宅の性能だと思います。

性能の高い住宅を絞ってから【デザイン】【人柄】を検討しても良いのでは?

なんて考えながらのエネパス講習会でした。

エネパス講習会は今日2日目。
連日となりますが、今日も頑張ります。