注文住宅のデザインは「センス」です。
「センス」には正解はありません。
自分自身のセンスに自信を持っている人でも、そのセンスは万人にはうけません。
オシャレだなと思うツボ、素敵だなと思うツボ、誰もが違います。
私は「センス」は私たち作り手が持つべきものではないと思うんです。
注文住宅の場合、一棟一棟違います。
日立だから、水戸だから、ひたちなかだから何かが違うわけではありません。
そこには住む人のライフスタイルやセンス、家族構成があります。
すべての住宅をセンス良く、オシャレに作る人もいるかもしれません。
でも、100%というのは難しいんだと思うんですね。
だからモリハウジングは極力シンプルに、と考えています。
お客様の置いた家具が、それがどんなデザインでも、
それがモダンなのか北欧なのかNYスタイルなのか?
家具を選ぶような家ではダメだと。
流行で変わっていく家具を変えれば雰囲気も変わる家。
時代でセンスは変化していきます。
そこをキャッチしていけば常にオシャレな空間になります。
家は極力シンプルでマテリアル中心な存在が正しい。
例えば木や鉄、漆喰、ステンレス、アイアンなど、
様々なマテリアル(素材)を使って、
色ではなく、表面の模様(テクスチャー)を使って変化を出す。
作り手に必要なのはそんなことだと思います。
もちろん最低限の装飾もご依頼があればしていますが、
でも、やっぱり住宅はシンプルであること。
それが私の考える「センス」のある注文住宅だと思います。
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水戸で建築中の住宅が家具や仕上げ材などにはいりました。
これから家具を中心に打ち合わせが増えそうです。
ちょっと奥まった場所なのですが、
モリハウジングの幅が広がった物件となっています。
オシャレなご夫婦と一緒に、これをどう仕上げるか、楽しみです。
注文住宅は本当に、本当に大変。
でもこれほど楽しい仕事はないと思う。頑張ります。