写真は建前で使う木材です。
-建前とは…住宅の骨組みを組み立てる工程のこと-
建前で使う木材はあらかじめ、
大工さんの作業場所で加工されてきます。
作業場所では『手板』と呼ばれる
大工さんの設計図に基づいて加工されるのですが、
その部材はすべて写真のような暗号のような記号が付きます。
手板に書かれた間取りは
X軸方向とY軸方向にそれぞれ、
X軸「いろはにほへと…」、Y軸「12345…」
と番号を振られていき、
原点にある柱は「い1」といった具合になります。
写真の「か7」は、
X軸で13番目、Y軸が7番目という意味ですね。
分かりにくいでしょ。
(私の説明も悪いのですが…)
でも、職人さんはこれがすべてです。
建前に遭遇したら、柱や桁などをよーく見てみてください。
こういった暗号のような記号が書いてありますよ。