年明け早々、屋根点検のご依頼を頂戴しました。
「昨年末に雨漏りをしたのだが、点検の依頼先に困っている。
モリハウジングで建てたわけでも改修したわけでもないのだが、
モリハウジングではこういった点検はしてくれるのか?」
僕たちは、毎年オーナー様の住宅を点検する
「ハウスドクター」を実施しています!
屋根の点検ですって?得意項目です!!!
といった具合で、行ってきました。
瓦を外すと…。
多くの方が間違った認識をしていらっしゃるようです。
実は、瓦は…。
すごくすごく雨漏りを起こすのです。
瓦の防水性はとっても低いんです。
つまりですね、瓦がどれだけしっかりしていても雨漏りするのです。
ご存知でしたか?
ではどうやって雨漏りを防止するのか?
それが、『二次防水層』と呼ばれる、下地材です。
アスファルトを薄く加工した、アスファルトルーフィングが
現在では一般的ですが、そこにゴムを配合した、
ゴムアスファルトルーフィングも(高価ですが)あります。
ところが写真の住宅が建築された頃は
杉皮(文字通り、杉の木の皮です)が二次防水に使われていたり、
薄く耐久性の低いビニールが防水に使われていたり、
品質の低いアスファルトルーフィングが使われていたりと、
信頼性の低い防水材の使用が多いんですね。
写真の住宅は幸いアスファルトルーフィングでしたが、
品質の低いもののため、経年劣化でボロボロになっています。
穴が開いていたり、亀裂が入っていたり、
雨漏りを防げるような状態ではありませんでした。
今回は瓦の葺き替えと、下地材の交換の
二通りの工事見積もりを作成し、
どちらが良いか比較してもらおうと考えています。