今日は上棟でした。
上棟、というのは建築工事の中でひとつの節目です。
文字通り、棟を上げる日です。
棟というのは住宅の中でもっとも高い場所。
私の推測ですが、、、、
クレーン車が普及したのは最近の事。
以前は人力で構造材をくみ上げていきました。
木造住宅の構造材は下から順序良くくみ上げていきます。
つまり、棟は一番最後に取り付ける部材になるんですね。
昔は今と違って棟を取り付けると茅葺きの作業に入ります。
ここからは大工の仕事ではなく、近所の人たちの仕事。
地域の住民が集まって、みんなで屋根を葺きあげたのですね。
つまり、大工さんの仕事は棟を上げたらひと段落だったんです。
大工工事がひと段落したので、大工さんに感謝しよう、というのが上棟式です。
ということは、ですよ。
現代建築において、上棟はひとつの通過点でしかありません。
大工さんの仕事に限れば、ここがスタートといえるのです。
現代において、上棟式はそれほど盛大にする必要はないと考えています。
私は上棟式よりもお引渡し式の方が大切な気がしています。
とはいえ、上棟式のお餅投げも最高ですけれどね!(ってどっちやねん!!)
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『会話が弾む家 完成見学会』
12月1日⇒2日 10:30~
日立市田尻町3丁目(田沢台団地)にて
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