現場で「火入れ式」でした。
古くからの習慣で、新築された家で初めて火を使うことを言います。
火をつけてお湯を沸かして現場にいるみんなでお茶を飲む、だけ。
たったそれだけの事なのですが、初めて火を使う日は選ばれた日です。
家内安全・無病息災を祈願して、大安や友引を選びます。

オール電化となり、火を室内で使う機会は減りました。
このため、「火入れ式」もほとんどありません。
また、お客様が使う前に必ず試運転をしていることが多く、
「初めて火を使う」わけでもないんですよね。
インターネットで見ると「時代錯誤」なんて意見もありますが、
住む人にとっては大切な行事です。
やってみるとあっという間でそっけない行事ですが、
現場で職人さんや私たちスタッフとゆったりとした時間を過ごし、
あーだこーだとダラダラ話しをするのも楽しいと思います。
ぜひ、ご計画ください。