ちょっと遅いですが、森は消費増税には反対です。
前から書こう書こうと思っていたのですが、
今日は時間があるのでじっくりと書きます。
消費税だけでなく、増税は「なぜ」するのでしょうか?
税金は国にとっての「収入」です。
税収がなければ国の経営はできません。
先の大震災の復興もすべては税金ですし、
私たちを守ってくれる警官の収入も税金。
だからこそ、税金を納めることに不満はありません。
税金を納めることに異論もありません。
ここのところ国の運営もうまくいかずに、
お金が必要だということもわかっています。
借金が増えて、税収が足りないことも知っています。
でも、ですよ。
消費税を上げることには反対です。
みなさん、ベースアップはしていますか?
ここ5年で何パーセントのベースアップになりました?
もちろんこれには残業代や休日手当は含めません。
基本給だけ、基本給だけでいくらベースアップをしました?
5年で5%のベースアップの方は少ないのではないでしょうか?
結局のところそういうことで、2年間で5%の税金アップの予定でした。
3%〜5%へと2年間の間で行う予定でした。
収入は5%も上がっていないのに税収が5%増えるのですから、
実質的な収入減!ということになるのです。
消費税は「消費」にかかる税金です。
実質的な収入源は消費の冷え込みに繋がりますし、
そうなればスパイラル的に収入の冷え込みに繋がります。
売り上げが減れば企業は経営が困難になり、
リストラ、減給し、挙句倒産する企業も。
倒産する企業が増えれば失業率が増えて
生活保護が増えれば税金が増えるのです。
景気がちょっとだけ上向きになった去年後半、
消費税のアップをしなければ、むしろ消費は増えて
税収も上がったのではないでしょうか?
消費税を上げて法人税を下げる?
大企業の内部留保は企業努力の賜物だと思いますが、
でも、法人税は下げることで内部留保へ繋がりませんか?
法人税は高いほうが設備投資に回るのではないでしょうか。
設備投資は内需拡大を押し上げる基本です。
法人税を下げ、その分の税収が減るのなら
目減り分を補助金などに当てて、
設備投資そのものや、融資金利の補填に当て、
企業から企業への資金の流れを作ることで、
中小企業が力を蓄え、労働者への収入アップ、そして
消費が上向き、所得税も消費税も税収が増える。
そんな風に私は考えるのです。
例えば、今回の衆議院の解散前に、
「消費税は5%にもどします!」
と安倍さんが言っていたのなら、
政権は安定し、消費は増えて税収は伸び、
企業は潤い法人税収が増えて、
日本の景況感はずっと高まる結果になっていたように思います。
+
最後に、いつも書いていることですが、
住宅は消費物ではありません。
消費税の対象となるものではないと思います。
土地と同じように、消費税の対象外とするか、
軽減税率を適用すべきだと思います。
海外では住宅は不動産のように消費税の対象外だったり、軽減税率が適用されています。