先日の地盤調査の続きです。
今回の地盤調査は手動にて行われました。
それぞれに長所短所があるのですが、こちらから指定するのは難しいです。
このため、私はできる限り調査の日に立ち会うようにしています。
機械であれ手動であれ作業の様子を見ること、
引き抜いたロッドの先に付いている土の様子を見ることで
地盤の状況を客観的に判断することができますからね。
手動で行う場合は、本当に激しい肉体労働です。
冬でも(夏はもちろん)Tシャツ一枚で汗がダクダクでの作業です。
作業員さんの話しを聞くと、午後からの作業でも昼食は抜くそうです。
食後では厳しさはさらに増してしまい、嘔吐してしまう場合も…。
作業そのものは設置や片付けまで含めても一時間強程度。
力作業はほんの数十分の作業となります。
調査地が遠い場合が多いため、一日のほとんどが移動時間となってしまい、
作業ポイントは一日2~3箇所程度です。
ロッドに載せる加重は100kgで、25kgのウエイトが3つ、10kgのウエイトが2つ、
(ロッドやハンドルの重量が5kgで合計10kgです)重たい機材を
運搬するのも大変な作業ですが、本当に大変なのはそれらの機材を
足や手に落としたとき…。
この日も、作業員の膝にハンドル部分が落下し当たって…。
何かと大変な作業員さんは総じて明るく丁寧な方ばかりです。
地盤調査員の現場こぼれ話はなかなか興味深く聞くことができました。