先日は水戸のタカラスタンダードの展示会へお越しいただきありがとうございました。
多くの皆様にご覧頂きまして、心から感謝をしています。
さて、タカラスタンダードとは高品位ホーローでおなじみの水廻りメーカーです。
キッチンパネル(前面に貼ってあるパネル)もホーロー製品のため、汚れに強く、
こうして掲示板代わりに使用しても、水拭きできれいになってしまいます。
ちなみに写真の伝言は油性マジック!で書いてありますが、これも
水拭きで簡単にお掃除することができるんですよ。
水性ペンではすぐにとれてしまうので、ショールームのディスプレイ用には向きません。
日常でお使いになるのであれば水性ペンでも良いと思います。
ホーローは鉄板の上にガラスでコーティングをしてあるものです。
料理本を固定してあるのはディスプレイ用のものではありません。
マグネットで固定することができるので、こういったアクセサリーも充実しています。
奥のまな板もマグネットの固定用品に乗せてあるので、簡単に位置を移動できます。
汚れに強いだけでなく、実用的な部材であるホーローは品質を高めるための技術が必要で、
また、加工(曲げや切断)がとても大変な部材であるため、水廻り各社では
なかなか手を出すことができない分野になっています。
洗面化粧台もホーローでできています。
陶器のように硬くないので化粧瓶を落としても割れにくいのが最大のメリット。
ちなみに化粧瓶を落として割れる…のは化粧瓶もそうですが、
割れてしまうのは陶器の化粧台本体も可能性が高いです。
洗面化粧台は高価なものですから、割れてしまうと大変です。
ユニットバスも壁パネルがホーローでできています。
このためお手入れは本当に楽です。
でもちょっとだけ苦言も。
タカラスタンダードのキッチンの天板ステンレスは品質の低いものを使用しています。
このため、錆びる可能性があります。他社製品より安価なのはステンレスの品質を
落としているからだということはあまり知られていない事実です。
それから浴室はいまだにパネルの継ぎ目にコーキング材をたっぷり使用しています。
各社カビの原因であるコーキングの使用を減らすような構造に切り替えているのに、
コーキングの頼った継ぎ目の処理ではホーローのメリットが活かせないような…。
ただ、価格帯で考えればかなり安価なタカラスタンダードのホーロー製品。
お施主様の使い方に合わせて選択肢に含めても良いメーカーだと思います。