あるお客様の建築予定地を調査してきました。
そこは新興住宅地で付近では新築ラッシュとなっています。
お客様の建築地の調査を終え、帰社しようと車を発進させます。
周りはいろいろな会社の建築中の現場が並び、
興味深く見学しながら車を進めると…、、、
そこには見たことも無い、基礎がありました。
基礎の表面はボコボコ、仕上げがとても悪い。
いや、基礎は業者さんの質が出ますし、
表面の仕上げ方法はいろいろありますから、
そこを取り上げて悪口を並べるつもりはありません。
表面が滑らかに仕上がっていても全然ダメな基礎もあるし、
ボコボコであってもきちんとした基礎もあります。
ただ、アンカーボルトの入れ方は信じられない間違いを犯しています。
ハウスメーカーなどでは絶対にこうした間違いは犯しません。
それはきちんとした設計士がきちんと図面を作成しているからです。
私達工務店は経費削減のために設計士による検査を省略したり、
設計士の名義を借りて自社で設計したりしているからです。
基準法がどんどん厳しくなっているのは、
モラルの低い工務店が多いことが一因です。
お施主様のことを考えれば設計士や他社機関による検査は当然のことですよね。
私の仕事はお施主様の命を守る住宅を作ることだと考えています。
信念をもって住宅建築に取り組むことはとても面倒で大変なことです。
でも、私は住宅建築が好きでこの仕事をしていますから、
面倒でも大変でも、お施主様の満足できる住宅づくりをこれからも進めていきたいと思います。