お引渡しの前に火入れを行いました。
火入れとは新築した住宅で一番最初に火を使う行事です。
キッチンでお湯を沸かしてみんなでお茶を飲む。
たったこれだけのことです。
土地の精を鎮める地鎮祭に始まり、
最後は火の精を鎮める火入れに終わります。
八百万の神(やおよろずのかみ)と言いますが、
先人はすべてのものごとに魂が宿ると考えていました。
文明と科学が信仰心の低下に繋がっています。
宗教に傾倒することの良し悪しは別として、
八百万の神に感謝するということは
日々の生活に感謝の気持ちと謙虚さを持たせてくれると私は思います。