長男が5歳になるので、お誕生日でした。
家内の手作りケーキでお祝いです。
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生後間もなくアトピー性皮膚炎の症状が見られた長男、
血液検査を受けると、重症のアレルギー体質だということがわかりました。
その後、授乳中は家内がアレルギーの疑いのある食品を取り除く食事、
除去食に徹し、長男のアトピー症状は軽減されました。
離乳食が始まり、今に至るも食事は制限されていて、
特定食品は今でも口にしていません。
スーパーのお惣菜をはじめ、加工食品は原材料が不特定の場合が多く、
食に対する制限をするためには必然的に家内は息子が口にする
すべての食べ物の原材料を吟味して手作りすることになりました。
ケーキが手作りなのも、オヤツが手作りなのも、どこへいってもお弁当なのも、
この、アレルギー体質があったからです。
今日は仕事を早めに上がらせてもらって年に一度の血液検査。
ちょっとでもアレルギー体質が弱くなっていれば良いと祈るような気持ちの私達。
採血の痛みに泣く長男の顔を見るのはとても辛いのですが、
アレルギー食品を口にさせないためにも欠かせない検査です。
アレルギーがあったからこそ『食』というものを見つめることができました。
息子に感謝をしつつ、今までなかったアレルギーをいう病気を作り出してしまった原因と言われている、
文明を作り出してしまった僕達の「便利」を恨む長男の誕生日です。