今日はちょっと怖い話です。
建築会社にもいろいろあるので、私が書いていることがすべてではありません。
ただ、これから住宅を建てよう!と思っている方に情報として知っておいて欲しいことです。
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先日はプレカットの打合せでした。
時々、住宅の「相見積り」のご依頼を頂戴しますが、
住宅には数多くの部材が使用されています。
例えばその中の木材を決めるにしても幅広い選択肢があります。
写真はプレカットの部材を確認する一覧表ですが、
色々な記号が見えます。
(GR、KD)
GR=グリーン材、未乾燥の部材
KD=機械乾燥の部材
乾燥していない部材の方がずっと安く、価格低減を狙うならこちらです。
一方で、乾燥による収縮が大きく、壁の割れや床鳴りの原因となります。
「弊社では乾燥木材を使用しています」
と、言っている会社であっても細かい部材、根太やタルキはどうでしょうか?
また、こういった細かい部分は見積書に掲載しているのでしょうか?
掲載してあったとしてもそれを施主様は理解できるのでしょうか?
相見積りの怖いところはここです。
本当は大切な部材が、総工事費を低減するためにグレードダウンしています。
キッチンやトイレ、バスといった部材はもちろん、施主様のご希望を入れ込み、
柱や土台などの特別ご希望のない部材は低価格のものを使用しるのが現状です。
相見積りをとった場合、多少の増減はあってもほぼ同額になるはずです。
激安の建築会社があれば、それは絶対にどこかで無理をしていることをご承知ください。