昨晩の地震は大きかったですねー。
ここのところ体調を崩している私は昨晩は早めに就寝したのですが、
余震で目が覚め、ながーく続く揺れに「これはおかしい!」と感じました。
、
茨城県北部は震度4。
※画像は気象庁のウエブサイトから
ここのところ地震が、特に大きい地震が大きいです。
温暖化の影響という説もあるようですが、
私たち人間が好き勝手やっていることの地球からの戒めかもしれません。
昨日、住宅の瑕疵保証制度に関するセミナーを弊社スタッフが受けてきました。
基礎の鉄筋コンクリートのルールが一部変更になり、かなり強固になりました。
基礎のコンクリートばかり強くしても…、という感もあるのですが、
地震時の被害を最小限にするためのルール改正だと思います。
平成12年以前に建築された住宅のほとんどが耐震性能に不安があります。
昭和56年の新耐震基準以降の住宅は地震による被害が少ないとされますが、
実際には兵庫県南部地震(阪神大震災)では新耐震基準以降の住宅も倒壊しています。
兵庫県南部地震における倒壊住宅は多かったように感じると思います。
住宅密集地の住宅はプレハブや建て売り住宅が多く、
必要最小限のスペックで建築されている物件が多かったようです。
つまり、基準法スレスレで建築している住宅が多かったということ、
しかしこれは何も間違っているわけではなく、問題になるようなことではありません。
■「建築基準法」というルールが甘かった
ということを浮き彫りにし、平成9年の地震で多くの犠牲者が出たにも関わらず、
法の改正は3年遅れの平成12年で、9年~12年まで旧基準の住宅が作られてしまい、
震災で倒壊した住宅と同じスペックの住宅が3年間増産されてしまったのは、
行政の責任は大きいと思います。
モリハウジングでは基準法よりも多くの筋違いを使用して住宅を建築しています。
また、柱は基準法の105cm角ではなく、120cm角という、大きなものを標準仕様と
しています。
建築基準法に基づいた住宅づくりは当然のことですが、余裕を持った住宅を
提供することで、お施主様にさらなる安心を得ていただきたく考えています。
価格はほんの少し高くなりますが、一生に一度の住まい作りです。
将来、建築基準法が改正されたときに、不安になる住宅よりは、
余裕を持った住宅の方が良いと思いませんか?
最後に、E-ディフェンスが行った実物大実験映像を。
地震時はこうして住宅が倒壊します。
http://www.bosai.go.jp/hyogo/img/dougafile/20051121.wmv