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壁が落ちた!!

「壁が落ちた!!」
お客様からお電話をいただきました。
実はこちらのお客様、モリハウジングで建築した住宅に
お住まいになっているわけではありません。
モリハウジングで建築した住宅にお住まいなのは息子さんの方。
同じ敷地に別棟でお住まいのお父様からの電話でした。
築30年程度、まだまだ新しい住宅ですが、繊維壁の内装です。
繊維壁は当時大流行した内装材で、今ではほとんど見ることがありません。
ハウスダストの原因となっているという説もありますが、
正確なところはわかっていないようです。
今日はこの繊維壁、壁について少し書きます。
現在大流行の珪藻土壁、様々な居室の内装材として用いられています。
吸湿性能、脱臭効果、マイナスイオン(これは使ってはいけない言葉でした…)など、
多くの効果効能が人気の理由ですが、実は少しだけ誰もが内緒にしていることを。
写真の繊維壁、なぜ割れたのか?わかりますか。
逆に、なぜ繊維壁は割れないのか?ご存知ですか。
その理由が樹脂です。
アクリルエマルジョンなどの樹脂が壁材に練りこまれているのです。
分かりやすくすると繊維壁はボンドをたくさん混ぜてあるのです。
そのボンドの力で垂直の壁に張り付けてあるのですね。
樹脂はプラスチックなどのような無機物のこと、吸湿性はありません。
珪藻土壁や京壁、しっくい壁などの使用によって吸湿性や脱臭性は
高まることは間違いないのですが、成分として使用されているのは
吸湿性も脱臭性も低い樹脂だというわけです。
しかし、これを使用することによって壁の割れや剥がれなどが減るのです。
京壁の砂がボロボロと落ちてくる、こんな経験ありませんか?
京壁の砂はボロボロと落ちてくるものなのです。当然のことなのです。
最近の京壁はボロボロと落ちにくくなっています。
これは性能の高い樹脂が開発されているからなのです。
本当の塗り壁の吸湿性や脱臭性を求めるのであれば、
樹脂が入っていないものを使用することがおすすめです。
樹脂の含有が少ない、もしくはまったく入っていないのが
セールスポイントになっている壁材も少ないですが存在します。
それを使用することで本来の塗り壁の性能が発揮されます。
しかし、樹脂が入っていないものは仕上げ工程が難しかったり、
完成した後のひび割れや隙間、剥離などの問題も出てしまいます。
こうした欠点をご理解した上で化合物の少ない塗り壁剤を使用していただければ
まったく問題はないのですが…、、なかなか難しいですよね。
樹脂が入っているもは間違いなく入っていないものよりも長持ちします。
この辺のバランスをよくご理解いただき、部材の選定をしていただくことが
長期にわたって快適に過ごすポイントだと思います。
樹脂の問題は置いておいて、珪藻土のマットな雰囲気の仕上がり、
私は何よりもあの雰囲気が好きなのですよねー。
効果効能は別にして、お奨めの部材であることには変りありません。

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