昨日は引渡しにはじまってハウスドクターに終わる一日でした。
住宅が完成した日から、オーナー様です。
僕たち工務店は「地元密着」というようなことを言いながら、
完成したらまったく顔も見せない場合も少なくないようです。
「長期優良住宅」の条件にあるのは、家守りとしての建築会社のあり方です。
メンテナンス計画をしっかりと立てておく、きちんと点検スケジュールを作っておく。
さらにスケジュールに沿った形の点検、メンテナンスを行っていく。
でも、これができていません。
だから、長期優良住宅の中の条件になるんですね。
実際にできていれば、これほど厳しい条件にはなりません。
なぜ、できないと思いますか?
それは、工務店のスタッフの少なさに原因があります。
オーナー様の住宅を点検していくと、苦情が出ることもあります。
「あの時こうしてって頼んだのにしてくれなかった…」
「ここをなかなか直してくれないの…」
で、スタッフが少ない工務店では、工務担当がオーナー様を訪れ、
こうして苦情を言われるのが一番きついんですよね。
「直します!」
と言えればいいのですが、それには費用が発生します。
すでに建築が完了し、工事費を頂戴していたりすると、
直す費用はすべて会社の持ち出しになってしまうので
できるだけ安く、でも完璧に治さなければなりません。
対策を考え、職人さんを手配し、オーナー様の小言を聞き、
施工中のミスだと会社の上司に叱られ、工事費の交渉をし、
できるだけ安く工事を行えるような段取りをして…。
これを他の工事のあいだを縫ってするわけですから大変です。
だから、どんどん先送りになってしまい、そのオーナー様のお宅に
伺いにくくなってしまうのですね。
営業スタッフがいたとしてもそれほど大きくは事情は変わりません。
営業は新規の契約をとってこそ評価をされます。
オーナー様の苦情による手直し工事は自分の評価につながりません。
また、オーナー様から新規の工事を受注できることは少ないですから、
オーナー様のお宅に伺うことは本当に少ないんです。
これがハウスメーカーだったら…。
スタッフが多いハウスメーカーであっても、状況はそれほど変わらないようです。
ただ、オーナー様のメンテナンスを(ある程度)システム化しているので、
工務店などよりはまだマシかもしれませんねー。
これが建築業界の実情です。
で、僕たちのハウスドクターはこの実情の改善が目的です。
オーナー様のご自宅を永久的に点検するサービスです。
特にソーラーサーキットの家のオーナー様は毎年点検!
オーナー様のご自宅を毎年点検している工務店やハウスメーカーは
すごくすごく少ないと思いますよ。だって大変ですから。
ハウスドクターはオーナー様のことを考えたサービスです。
オーナー様にとっては絶対に得するサービスなことは間違いないはず。
お引渡しの時にハウスドクターの説明をして、
その後のハウスドクターの時にオーナー様とお話しをして、
僕たちの向かう方向は絶対に間違っていない!!と感じる一日でした。
徒然なるままにダラダラと書き連ねてしまいましたが、
何かひとつでも感じていただければ幸いです。
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今日は住宅ローンの最新情報を教えます会
日立市助川町2-1-19 モリハウジングのオフィスにて
午前中は予約制ですので、ごゆっくりとご相談できますよ。
お時間が決まらなければ午後から起こしになってください♪