今、建築業界は大変なことになっているんです。
それは、「断熱材がない」んです!!
グラスウールやロックウールといった綿状の断熱材がなくなり、
それを補おうと板状の断熱材がなくなり、
今は断熱材という断熱材がなくなってしまったんです!!
僕たち工務店は少ない断熱材を少しでも確保しようと、
必要のない断熱材を販売店に(大目に)発注し、
販売店はその断熱材を問屋に発注するも、
念のため別の問屋にも発注を入れておき、
問屋はその注文を商社に余計に入れておくのですが、
これも念のため別の商社に対して発注しておきます。
商社はメーカーからいつもよりも割り増して
断熱材を発注するものですから大変ですよね。
実際に必要な量の250%程度の注文があるようです。
ちなみにモリハウジングで使う板状断熱材も不足しています。
でも、今のところ困りそうな現場はないんですよーー。
そんなこんなで通常は2~3日で納入される断熱材が
2ヶ月~3ヶ月かかっているようです。
建て始まったものの進まない、なんて現場あればこれが原因ですね。
なぜこうなってしまったのかは色々理由がありますが、
一番の理由が「断熱に対する意識の向上」でしょうね。
エコポイントや長期優良住宅の普及により
住宅の断熱性能の必要性がだんだんと認知されてきたんです。
このため今までよりも重い断熱材や厚い断熱材が
使われるようになっています。(←クリック!)
次世代省エネ基準などの断熱に関する法律が義務化されそうだという事実も
この事態に拍車をかけているのだと思われます。
断熱材が手に入らないので、断熱材を入れずに
建ててしまう住宅もあるようです。
石膏ボードを二重に貼っても三重に貼っても、
断熱効果はありませんので、もし、どこかで
建築工事をされている方がいらっしゃったら、
現場を時々ご覧になってチェックした方が良いと思いますよ。
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