おはようございます。モリハウジングの森です。
今日は石の家の写真から。
この写真は石の家の写真です。
で、写っているものはすべて『本物』なんです。
本物?
と、思われるかもしれませんが、家には相当な数の
フェイク品が使われているんですね。
■ウッドデッキは国産材を使用しています。
これは樹脂製のものやウッドチップを含有した金属製のものなどを
使用して、腐食に対して耐久性を高めたものが多いですね。
一見ウッドデッキに見えるけれど、それはスチールデッキや
プラスチックデッキということはよくあります。
■奥に見える白い木塀ももちろん国産木材です。
木塀そのものが採用になりませんよね。
木塀に見せかけたプラスチックフェンスも多いです。
■外壁は漆喰です。
漆喰に見せかけたサイディングが多いですね。
サイディングは表面の塗装技術がとても高く、
タイルに見えるもの、石積みに見えるものなど、バリエーションが豊富です。
■雨樋はガルバリウムです。
雨樋はそもそも銅でした。
でも、高価な銅の雨樋に変わって、銅のフェイクである、
プラスチックの雨どいが一般的になっています。
こんなところにもフェイク品が使われているんですね。
住宅はあらゆるところにプラスチック由来のフェイク品が
しかも一般的に使用されているんですね。
モリハウジングでは「できる限り」プラスチック由来などの
フェイク品の使用を減らすことを考えています。
なぜだと思います?
ひとつは資源の問題です。
そして、汚れの問題。
さらに劣化や耐久性の問題。
これらを書き出すと長くなるので、それはまた別の機会にします。
しかし、フェイク品にはメリットもあります。
それが価格の安さですね。
これらを多用することで住宅価格そのものを押し下げます。
ローコスト住宅はフェイク品の使用が多いのですね。
フェイク品を極力減らそうと思えば高額になります。
ここまでは良いんです。
でも、フェイク品の場合は、メンテナンスもフェイク品の必要があります。
例えばサイディングはペンキで塗装する必要があります。
ペンキも原油由来のものです。
そして、その原油の価格がジワリジワリと上がっています。
先日、ペンキメーカーから価格アップの通達がきました。
20%~50%の価格の上昇だそうです。
例えば安いから、サイディングを使用すると、
10年後の塗り替え工事、20年後の塗り替え工事…、、、、
これらがどんどんと高額になっていくことは容易に予想できます。
僕は思うんですけれど、住宅のトータルコストって同じなんですね。
今、安く建ててメンテナンスとランニングコストで高くなるか、
高い家を建てて、メンテナンスとランニングを抑えるか。
フェイク品の使用を抑えると、どうしても高額になります。
でも、絶対にそれは返ってきます。必ず返ってきます。
僕達は信念を持った家づくりをこれからも続けます!
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ナチュリア「クリスマスリースを作ろう」
12月4日(土) 午後~
モリハウジングオフィス
※グルーガンをお持ちの方はご持参ください。