おはようございます。モリハウジングの森です。
昨日は、構造見学会にたくさんのご来場頂きまして、
誠にありがとうございました。
見学会場でもお話しました「省エネ基準」ですが、
今日はこの、「省エネ基準」についてを書きますね。
11月12日に国土交通省と経済産業省が
「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」
を開催し、省エネ基準義務化に向けた話し合いをしました。
今日は大切なことを書きますので、よく読んでくださいね。
2020年までにすべての新築住宅・建築物に
現「次世代省エネ基準」以上の基準(以降「改正省エネ基準」)
が義務化されます。
2020年以降は「改正省エネ基準」以下の家は
建てることができない、『法律違反の家』になるのです。
今、日本中で建てられている家の中で「次世代省エネ基準」は
約3割しかありません。
残りの7割の家が法律違反になってしまうのです。
「次世代省エネ基準」も含めた「省エネ基準」は
コストが高くなるから~
オーバースペックだから~
日本には必要のない法律だ~
などと言われ、我々住まいのつくり手にも批判する人はいます。
でも、10年後には建築することすらできなくなるんです。
一方のドイツは次世代省エネ基準の数倍厳しい法律が実施されています。
ヨーロッパ全土でも、アメリカでも住宅の省エネ基準が
厳格差されている時代にあって、なぜ日本の住宅はユルユルなのでしょうね?
たぶん、企業が政治よりも強いからなんでしょう。
こういう時代にも関わらず、日本の次世代省エネ基準は
昨年、気密に関する記述が削除され、気密は義務から努力義務に
変わってしまいましたからね。
省エネ基準が義務化されたら建てることができない家は
日本の住宅の7割もあります。
そこに気密というキーワードを加えると、
今の何割の住宅を建てることができるのでしょうか?
大手メーカーさんも含めて、良心を持っている住宅会社の
スタッフであれば、性能の低い住宅は奨められませんよね。
だって、今のままの何の省エネ基準もない家は
2020年に資産価値がずーっと減ってしまうんですよ。
自分達を信頼してくれるお施主様を裏切れますか?