茨城県日立市でご依頼いただいた注文住宅は木工事がはじまりました。
素敵な住宅になるようにスタッフ一同頑張ります!
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昨日はモリハウジングの駐車場で端材販売イベントでした。
薪としても使えるようなサイズ、ちょっと冷えてきたので
薪ストーブファンの皆様にもニーズはあるかな?と、開催。
オーナー様をはじめ、DIY材として、ご購入いただきました!
モリハウジングでは柱や梁、土台など構造のほとんどが無垢の木。
現場で採寸して切った端材は産業廃棄物になってしまいます。
大量生産のメーカーさんが鉄骨の構造を使うようになり、
住宅の構造は木材だけではなくなってきていますが、
大量生産すると木材の調達が大変だという背景があります。
日本は国土の7割が森林なのですが、林業が弱いんですね。
本来であれば国産の木材のみで日本の住宅はすべて賄える「はず」ですが、
林業従事者が少ないことで高齢化もすすんでいます。
私達住宅業者が一生懸命国産木材を使わなければ、需要も減ってしまい、
日本の森がより一層管理されにくくなってしまうのですね。
外国の木材の方が安く家づくりできるのかもしれませんが、
私達が国産の木材を使う理由は日本の森のためだという意識もあります。
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国産木材にニーズが高まれば林業が強くなります。
木材が必要だと林業の雇用が増え、機械類が整います。
林道が整えば森は下草刈りや間伐などで豊かに美しくなり、
林業従事者が増え、後継者ができ、森が守られます。
今までは自動車や家電品が強かった日本経済ですが、
ほとんどの家庭に自動車が行き渡り、家電品も行き渡りました。
実はまだまだ性能が低い住宅が日本中のあちこちにあります。
これがこれから改修と建替えが増えていくと私は考えています。
(2020年に施行される断熱住宅の義務化もありますしね)
国産の木材の需要が伸びれば林業そのものの伸びや、
林業に必要とされる車両や機械の需要増、
林道の整備は大きな土木工事となります。
そして林業従事者の雇用と、国内経済には大きな効果がでるのですね。
そんなことを考えると、私達の住宅づくりが国内経済に大きな効果を出せることになり、
日本をより豊かな国に変えていくために尽力できるのが
ちょっとオーバーかも知れませんが、私のモチベーションの一つです。
そんなわけで国産の無垢木材の住宅づくりを強めるために今日もがんばります!