茨城県高萩市安良川でご依頼いただいた注文住宅は冬休みに入ります。
雨が入らないようしっかりとシートで覆って、部材を休めます。
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大工工事は柱や梁と言った大きな部材を組み上げるのも感動的ですが、
家具を丁寧に仕上げていくのもとても芸術的です。
写真は「木取り」と言って、家具の部材を切り出したところ。
どこに使うのか「タテ」(タラに見えますが・・)「ヨコ」と
表記を付けてあります。
大工の難しい技術のうちの一つがこれです。
決して「木取り表」などというものはなく、
正面図や断面図などから木取りを読み解いていきます。
最初に切り出す段階ですべての部材が、
しかも無駄がないように計算されています。
最近はプロが使うような電動工具がホームセンターで
安価に購入できるようになり、素人でもそれなりの家具や
雑貨が作れるようになってきましたが、
木取りをする能力や無駄を出さない技により、
素早く、ゴミをなく、作ることができるのです。
この仕事を20年続けてもなお、大工さんに感動するポイントの一つです。