震災の時にもっとも苦労したのが「水道」です。
断水時には多くの方が困っていたのですが、
同様に困っていたのが水道業者さん。
水道業者さんの命題が「とにかく水道を復旧させること」
しかし、敷地内の漏水などで地域に水が来ているのに
室内の水道が戻らない住宅も多々ありました。
一軒一軒の水道を普及させるためには時間がかかるので、
敷地内の漏水などは「とりあえず外部水栓をつけて」対応し、
どんどん給水のエリアを広げていました。
これで付近の住宅では水が出ているのに
自宅では一滴も水が出ていないという住宅もあり、
水道業者さんに心ない言葉を掛ける方もいらっしゃったそうです。
業者は「せっかく一生懸命やっているのに」
お客様は「こんなに困っているのに」
と、両者の意識は正反対なんですね。
+
実はこれ、ひとつの大切な事実が忘れられています。
業者(これは私たちも含めて、ですが)にはお客様に対する
メンテナンスの呼びかけが足りず、
お客様には、常々のメンテナンスの意識が足りないのですね。
日々のメンテナンスは絶対に大切なんです。
そのための費用はもちろんかかります。
地震も台風もこなければメンテナンスに掛ける費用は
とても無駄に思えて省きたいところです。
私たち業者はできる限りメンテナンスを呼びかけるようにします。
ですので、皆様にはメンテナンスの呼びかけを『嫌な営業活動』
と考えないで欲しいんです。
モリハウジングのハウスドクターは18日に皆様のお宅に伺います。
積極的にメンテナンスもおすすめしますが、
これは「良かれ」と思ってやっていることをご理解ください。