今日は勤労感謝の日、ニュースタはお休みです。
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ニュースタは原則として祝日にはお休みをいただいています。
理由はいくつかあるのですが、大きいのは家族と過ごすため。
週末も営業しているニュースタ、なかなか家族と過ごす時間がとれないのがスタッフの悩みです。
家族と過ごすのなら土日でも良いように思えるのですが、それがもう一つの理由。
祝日には実は意味があります。
その意味を理解してもらいたいのがもう一つの理由となります。
例えば11月3日は文化の日。
文化の日は明治天皇の誕生記念日です。
明治天皇の誕生日ですからハッピーマンデーには今後もならないと思うのですが、今日の勤労感謝の日はハッピーマンデーです。
勤労感謝の日は新嘗祭(にいなめさい)。
日本古来のお祭りで、収穫に感謝するものです。
ちょうどハロウィーンのようなものでしょうか?
※実はハロウィーンの意味がよくわかっていません・・・・
勤労感謝の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としている。1948年(昭和23年)に公布・施行された同法により制定された。 農業国家である日本は、古くから神々に五穀の収穫を祝う風習があった。また、その年の収穫物は国家としてもそれからの一年を養う大切な蓄えとなることから、収穫物に感謝する大事な行事として飛鳥時代の皇極天皇の時代に始まった新嘗祭(にいなめさい、しんじょうさい)の日が第二次世界大戦後のGHQの占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離される形で改められたものが「勤労感謝の日」である。
Wikipediaを見ると、飛鳥時代に始まった、とあります。
千年以上も前からある行事をスパッとやめちゃって、外国の習慣であるハロウィーンやクリスマスを受け入れてしまう日本の文化はとても柔軟とも言えますが、ちょっと寂しいとも感じます。
新嘗祭は1872年(明治4年)までは旧暦11月の2回目の卯の日に行われていた。1873年に太陽暦(グレゴリオ暦)が導入されたが、そのままでは新嘗祭が翌年1月になって都合が悪いということで、新暦11月の2回目の卯の日に行うこととした。それが1873年では11月23日だった。しかし、翌1874年からは11月23日に固定して行われるようになった。11月23日という日付自体に深い意味はなく、たまたま日本が太陽暦を導入した年(1873年)の11月の2回目の卯の日が11月23日だっただけのことである。
11月23日に意味があるわけではないようですが、でも、それでも勤労感謝の日は元の新嘗祭で、それは収穫に対する感謝するものだという啓蒙があっても良いように感じますし、古来から続いてきた祭事があるのであれば(ハロウィーンのように)継承していっても良いように思います。
西洋の習慣を抵抗なく受け入れ、日本古来の習慣をいとも簡単に打ち切ってしまうのが日本人のようです。
その一例が浮世絵。
江戸末期に西洋文化が入りはじめた頃、日本人は浮世絵をどんどん廃棄してしまった。
日本の輸出品を包む包装紙にしてしまったようです。
その包装紙を開いた外国人が、「これは素晴らしい」と保管したりしていたので、海外には素晴らしい浮世絵がたくさん保存されているのですが。
ぜひ、新嘗祭を復活してもらい、日本版のハロウィーンとして世界に普及させていこうじゃありませんか?
文部科学省さんか経済産業省さん、どうでしょうか?
新しい教育、新しい景気向上案として「新嘗祭」を導入してはいかがですか?