基本設計の初期から積極的に設計JVとの対話をはかる一方、発注者であるJSCとは当初から意見の対立があった。建物の最高高さをめぐる調整では、日本スポーツ振興センター(JSC)が設計側の妥協案を受け入れることはなかった。東京都が地区計画で策定した競技場の高さ制限は75m。一方、JSCは最高高さを70mとして譲らなかった。JSCの要求を実現するために、デザインの象徴ともいえるキールアーチは曲率や傾斜角などを調整し、幾つもの形状を検証した
新国立の白紙撤回について。
これって誰の責任なんでしょうね?
先の地震における原発も、津波も、洪水も、「人的災害」に持っていくテレビも雑誌、責任を誰かに押し付けるのが得意なマスコミ。
でも、本件に関しては明確な責任を特定できていないように感じます。
ロゴも結局デザイナーの責任にしてしまったし・・・・。
今回の国立こそ、誰かが責任をきちんととるべきでは?と思う。
私たち建築の分野にいると、着工しなければ意味がなく、設計は紙にすぎません。
どんなにプランを重ねても工事をしても評価はしてもらえない。
ザハ事務所で重ねた検討の数々は着工に向けたものだったのでは?
(つまり、誰かがGOを出したのでは?)
コストと見合ったものかどうかはもっと前の段階で検証すべきだったのでは?
その検証は誰が指示をすべきだったのか?
誰に責任があるのかがわからない、ということはどこにも責任者がいないということ。
どこにも責任者がいないということは、みんながバラバラだということ。
強いリーダーがいないと今後も迷走しそうです。
私も強いリーダーにならなくちゃなりません。