おはようございます、茨城県日立市十王町で白い漆喰の家をつくってるモリハウジングです。
先日はちょっと早めに出社し、金魚鉢の清掃。
ピッカピカになった鉢で泳ぐ金魚たちが嬉しそうです。
動く金魚、ピンと合わせるのが難しい・・・・です。
濾過器は付けてあるのですが、すぐに汚れてしまいます。
この汚れの原因のひとつが金魚のフンです。
考えてみれば金魚はフンをし、その中で生活しているわけです。
私たちの生活環境の中に自分たちの排せつ物がプカプカしていたらイヤですよね。
でも、案外似たような環境に生活しているのです。
それは『換気』という考え方。
仕事で古い家を訪問することが少なくないのですが、
多くの場合、せっかく取り付けられている換気装置が止められています。
理由は「寒いから」。
(ちなみにモリハウジングの換気装置はだれも止めません・・・)
換気装置の必要性をお話しすると、こんな答えが返ってきます。
「うちは気密住宅じゃないから隙間から自然に換気しているんだよ」
その家を建てた工務店さんがそう言っていたのでしょうか?
隙間があるから換気をしなくてもよい・・・・、実は間違っているんです。
隙間があっても自然に換気はしません。
もし、隙間から自然に換気していたとしたら、換気装置が動いていても止まっていても寒いはずなのです。
換気装置を止めたら寒くなくなるのであれば、それは換気をしていないのです。
換気をしていない家の中では口から出した二酸化炭素も、家の片隅で発生したカビの胞子も
綿ぼこりも、砂ぼこりもすべてが室内に留まり続けます。
気密住宅を窒息住宅という人がいます。
でも、そんな人が住んでいる家こそが窒息住宅なのです。
また改めて書きますが、気密住宅の方が換気はできています。
気密性能として疲われるC値ですが、
0.5cmn2/m2以下(数値が小さければ小さいほど高性能)の家でなければ
換気がきちんとできるとは言えないのです。
ちなみに一般の家の隙間はC値が7cm2/m2~10cm2/m2程度と言われています。
換気装置を使わずに自然換気で室内の空気が入れ替わる家は15cm2/m2以上です。
つまり、機械換気でも換気できず、自然にも換気できないのが一般住宅。
もし、これから家を建てるのであれば、そんな家のために大切な資産をお使いになるのですか?